掃除にはコツがあります。部屋の掃除はこまめにやっても、なかなかベランダまでは手が回らないという方がいますが、その理由としてコツを知らないことが考えられます。その結果が、手間がかかるわりにキレイにならない、効率のよい掃除の仕方がわからないといった声です。
そこで、ベランダ掃除に役立つコツをお伝えするとともに、掃除にあたって注意すべき点についても解説します。トラブルを予防しながら、ベランダ掃除を少しでも楽にする方法です。
ベランダは室内とは異なり、外部からの汚れがつきやすい場所です。そこで、ほうきを使った掃き掃除やデッキブラシでゴシゴシこする汚れ落としが定番の掃除法となっています。
まず、ブラシでこする前に、大まかなゴミや汚れを取り除いておきます。いきなりブラシを使うと、ゴミや汚れがブラシに絡まって余計な手間になってしまうことがあります。
ところで、ブラシは何でもよいというわけではありません。ベランダの材質によっては傷むおそれがあります。大丈夫という確信が持てない場合は、やわらかいブラシとして売られているものやナイロンブラシを使用するとよいでしょう。
大きさや柄の長さは、ベランダのスペースと自分の使い勝手を考えて選びます。長すぎると取り回しが悪くなり、短すぎると前かがみで腰の負担が大きくなってつらいです。適度なサイズのものは使っていて疲れにくいといえます。
また、大きなデッキブラシで届かないところは、いらなくなった歯ブラシでこすります。ブラシをかける際、水だけで落ちない汚れは洗剤を使って落とします。
汚れが一気に消えてなくなるイメージの高圧洗浄機は、ベランダ掃除にも威力を発揮するアイテムです。ただ、使用前に確認しておきたいことがあります。それは、水と音の問題です。
高圧洗浄機からはいきおいよく水が噴出します。そのため、狭いベランダでは水はねを考慮する必要があるでしょう。使い方によっては、お隣に飛沫がかかるかもしれません。
また、周囲が静かな環境の場合、動作音にも配慮したいものです。あまり長時間の使用にならないようにしましょう。
ベランダ掃除はめんどくさいから後回しになるという人もいるでしょう。しかし、ちょっとした工夫をすることで、かなり負担感が減るものです。
掃除と古新聞は相性がよいもので、それはベランダ掃除にもいえることです。手頃な道具がないからベランダ掃除をする気になれなかった場合でも、古新聞があれば掃除できます。細かくした新聞紙をまいて掃き掃除をする手法よく知られていますが、ベランダにも使えます。
掃き掃除のあと、濡らした新聞紙で汚れを拭き取り、水を流せばそれなりにきれいになるのです。ただし、古新聞と水だけで落とせる汚れには限りがあります。効率よく掃除するには、専用の道具もそうですが、それ以上に専門の技術とノウハウが欲しいところです。
室内にもいえることですが、汚れがひどくなるまで放置していると、掃除を開始してもなかなかキレイにならず手間も時間もかかります。こまめに掃除することで、見た目もよくなりも掃除自体も楽になるでしょう。
また、掃除にかかる前に、ちょっとしたポイントの確認をしておきます。まず、ベランダに荷物や鉢植えを置いている場合は、面倒でも一旦邪魔にならないところに移動しましょう。置いたままで掃除をすると、荷物などの境目の汚れが落ちにくかったり、汚れがたまったりするおそれがあります。
可能な場合ですが、移動した荷物などは元の場所に置かないこともポイントです。ベランダに出しておく場合でも、空間をうまく利用できないか考えます。それにより、次回から移動する手間もかかりません。
さて、マンションのベランダを掃除する場合はとくに注意を要します。まず、マンションのベランダは避難時などに使用する共有スペースです。実際には、日常生活において各部屋の住人が利用していますが、注意すべきことはあります。
共有スペースの掃除でもあり、可能なら管理会社などに一声かけておきます。マンションによっては、掃除で使った水がお隣に流れるどころか階下に漏れるというケースが考えられます。というのも、防水処理していないマンションが多いためです。
また、少量の水であっても、設計上で排水溝がお隣にしかないため、必然的に水が流れて行くことも珍しくないです。これは仕方ないこととはいえ、状況次第ではあいさつしておくことも必要になります。
高圧洗浄機の音もそうですが、掃除をしていると自分ではなんでもない音がご近所には迷惑に感じられることがあります。音が出るのは仕方ないですが、時間帯も含めて配慮したいものです。また、ベランダを防水していないマンションでは、高圧洗浄機の使用は控えましょう。
ベランダ掃除には、室内のように晴れた日に気持ちよくお掃除とはいかない理由があります。
天気のよい日には、大気中のゴミやホコリなどが風に吹かれて漂い、むき出しのベランダに集まりやすいといわれます。掃除の最中にゴミなどが吹き込んでくるのでは効率が悪いです。
また、それ以上に、掃除によってゴミやホコリが舞い上がり、お隣などに迷惑をかけるおそれがあります。
逆に、雨の日なら大気中のゴミやホコリは雨粒に叩き落されるため、ベランダにやってくることはほとんどないでしょう。さらに、雨が入ってくるタイプのベランダであれば、掃除の水がトラブルになる可能性も低いです。
自分でベランダ掃除に取り組む姿勢は大事です。注意するポイントや配慮すべき事柄をしっかりチェックし、適切な方法を使えばキレイにできます。頑張りましょう。
ただ、ブラシの選択、洗剤の用意、水の流し方から音の問題、効率を上げる工夫など、考えることは意外と多いものです。これだけいろいろ考えて、完璧にキレイになるとは限りません。
掃除する以上はピカピカに磨きあげたいと考えるなら、専門のサービスを利用する手があります。家事代行サービスやハウスクリーニングサービスは、プロの仕事でベランダ掃除にあたります。
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