お風呂の頑固な水垢は、放っておくとしっかりこびりついてしまい、どんなにこすっても落ちない汚れに変わってしまいます。水垢の汚れは、お風呂の中でいたるところに見られるもの。壁や浴槽だけでなく、鏡や蛇口まわりなど、お風呂の中でも汚れの種類やつき方は異なります。
ここでは、それぞれの場所にぴったりとあう水垢などの汚れを落とす掃除方法を紹介します。スッキリと汚れを落とすなら、清潔感のあるお風呂でくつろぎのバスタイムが過ごせますよ。
まず、「クエン酸液」を作ります。スプレーなど噴射式のボトルに200mlの水に、粉末のクエン酸を小さじ2杯程度を混ぜ合わせます。
水垢の汚れがひどい部分から、クエン酸液を吹きかけていき噴射します。スプレーを吹きかけた部分に、キッチンペーパーを貼り付け、さらにキッチンペーパーの上からクエン酸液を吹きかけます。20〜30分ほど放置しましょう。貼り付けていたキッチンペーパーやブラシでこすりながら、汚れを落としシャワーなどで洗い流します。
浴室やバスルームに取り付けられている鏡は、「重曹」を使って鏡の水垢を落とし、汚れから守るようにパックしていきます。
まず、鏡をしっかりと水で洗います。そして、鏡を乾かしている間に、重曹と片栗粉(各大さじ2杯)をお湯200CCでといてペースト状にした「重曹ペースト」を作ります。その後、水垢のついている部分を中心に、「重曹ペースト」を塗っていき、ラップなどでパックします。
数分放置した後、鏡についた重曹ペーストと浮いてきた水垢を水洗いで流すか、しっかりと拭き取り洗い流します。その後もう一度、重曹ペーストか酸性の洗剤をつけたスポンジなどで軽く磨き洗い流します。
また、重曹が手に入らない時は、歯磨き粉やクレンザーなども効果的です。曇り止め加工のされていない鏡であれば、くしゃくしゃにしたアルミホイルで磨くと取れる水垢もあります。いずれの場合も、鏡のコーナーなどの端っこで試してから、全体を磨くようにしましょう。
カランなどの蛇口の水垢汚れを取る掃除には、クエン酸や酢を使ってみましょう。浴槽の掃除で使用したのと同じ「クエン酸液」か、酢の原液か、水と酢を100mlずつ混ぜ合わせ、スプレー式の容器に入れます。
水垢の目立つところを重点的に蛇口に向かって、クエン酸液を吹きかけます。キッチンペーパーを蛇口全体に巻きつけ、サランラップでパックするかのように包み込んで、少し放置します。吹きかけた部分をブラシかメラミンスポンジなどで、水垢の汚れを磨きましょう。汚れが取れてきたら、水で洗い流し乾拭きをします。
お風呂の水垢を落とすには、ある程度の掃除用アイテムが必要になります。しかし、浴室専用の掃除アイテムだとしても、浴室の素材によっては最適でないものもあるでしょう。強くこすりすぎて傷つけると汚れが付着しやすい原因になり、傷がヒビや破損の原因にもなるので注意が必要です。
お風呂の掃除には、「ブラシ」「スポンジ」「キッチンペーパーやサランラップ」「洗剤、もしくは洗剤代用品」などを用意します。あえて購入しなくても、代用品で済ませられるものもあります。
「ブラシ」は、浴槽や壁、床、鏡などの境目や、蛇口の周辺などの細かな部分の汚れをこするのに必要です。大きな浴槽用ブラシなどよりも、使い古した歯ブラシでも十分でしょう。水垢を落とす時に歯磨き粉などを使うなら、ジーンズの端切れを合わせて使うのもおすすめです。
「スポンジ」は、水切れの良いもので、握りやすいものがおすすめ!体を洗うナイロン製のボディタオルなどは、汚れを落とすにも広い面を掃除するにも、水切れも良いアイテムです。
「キッチンペーパーやサランラップ」は、吹きかけた液が汚れに浸透するまで、蒸発するのを防ぎパックの役割をします。キッチンペーパーなら、水にも強くパックの後はそのままスポンジの代用品として磨くのにも使えます。
「洗剤」は、浴室専用の中性洗剤を用意することもできますが、クエン酸や酢、重曹や歯磨き粉などをようしてみましょう。お風呂の汚れは、アルカリ性と酸性があるので、それぞれの汚れに合わせて洗剤を用意するよりも、自宅にあるもので代用することも可能です。
酢は酸性の性質があり、酸性の酢はアルカリ性の汚れを落とす効果が期待できます。お風呂の中の水垢や黒カビ、ボディーソープや石鹸などを落としやすくします。お風呂の汚れを中和して軟らかくし、ブラシやスポンジなどで軽くこするだけで掃除するという方法です。お風呂の中での壁・床・蛇口・排水口に加え、ボトルなどの汚れを落とすのにも使えます。
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れである水垢やボディーソープ、石鹸などの汚れを掃除するのに効果的です。お風呂の中の汚れでも、壁などにスプレーしたり、浴槽にお湯を張りお風呂で使うアイテムやおもちゃをつけ置きするのにも使えます。
重曹はアルカリ性で、ベーキングパウダーの主成分になるので安全性も高く、酸性の汚れに効果が期待できます。お風呂での酸性の汚れは、皮脂や汗などの身体から出るものを掃除するのに役立つので、浴槽など掃除に使うことで、洗浄と消臭のW効果があるのです。クエン酸同様に、浴槽の残り湯に重曹を振り入れ、お風呂のアイテムのぬめり取りにも使えます。
お風呂の水垢落としは、お風呂使用後に軽く掃除をしてみましょう。実は、このお風呂掃除は、意外とめんどくさいと思うこともありますよね。水垢やカビが落ちにくいのがイヤ、かがみこんで浴槽や床の掃除をするのもめんどくさい、向きが濡れるのもめんどくさい、季節によっては寒いのがイヤなど。つい風呂掃除は手抜きしやすい場所です。
そこで、クエン酸液を用意しておき、数日の一度、もしくは週に一度は汚れを浮かせて磨きましょう。浴槽や壁、蛇口や排水口周りなど、念入りな掃除は2週間に1度ぐらいやっておくことがおすすめ。きれいなお風呂でバスタイムが楽しめます。
まず、念入りな掃除やハウスクリーニングで、しっかりとお風呂の掃除をします。その後、入浴後には、壁や浴槽、鏡や小物置き場など、熱いシャワーでボディーソープや石鹸、湯垢を洗い流します。次に、冷水をシャワーでかけ、同じように壁や浴槽、鏡や小物置き場などの温度を下げます。
お風呂の使用毎に「熱いお湯」と「冷たい水」をかけるのは、頑固な汚れをつけないコツです。お風呂使用後に、熱いシャワーをかけるご家庭は多いもの。確かに、汚れを落とす上では効果が期待できますが、100%落とせるわけではありません。さらに、暖かい状態は雑菌やカビを増やしてしまうことがあります。冷たい水をかけておかないと、水垢やぬめりやカビなどの発生率を高めてしまうのです。
お風呂の水垢や湯垢を落とすには、それぞれの場所に合わせた掃除方法で、きれいにすることが大切です。意外と、頑固な汚れでなかなか落ちないという時には、念入りな掃除やハウスクリーニングですっきりとさせること。その後は、浴室を使う毎に、熱いお湯と冷水を使ってラクラク清掃の道を整えておきましょう。きれいなお風呂は気持ちもリラックスできて、ヒーリング効果が高まります。
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