メディアでよくニュースになっているゴミ屋敷。実は特別なことではありません。一般の家でも掃除が面倒でゴミ出しも億劫になり、それを放置していたらどうなるでしょう?知らず知らずのうちに自宅はゴミ屋敷と化してしまいます。
本来くつろげるはずの自宅がゴミ屋敷になれば、当然ストレスになります。自分で片付ける場合、どこから何を始めればいいのか?をご説明します。また自分では到底片付けられないと判断して、専門の業者に頼むときの流れをご紹介します。
自宅がものやゴミであふれ、ゴミ屋敷状態になってしまう家庭は意外と少なくないものです。どうしてそんな状態になってしまったのでしょう?
体調が悪かったり、メンタルが不調だったりすると、掃除をすること自体が大きな負担になります。簡単に思えるゴミ出しでさえ、億劫になります。家は生活しているだけで散らかり、ゴミが増えていくもの。数週間で家の中はゴミ屋敷状態になってしまいます。
高齢者の一人住まいの家の掃除も大変です。体が動かしづらい状態になると、こまめに片付けをしたり、重いゴミを出したりすることが困難になります。それが積もり積もってゴミ屋敷になってしまうのです。
ゴミ屋敷を放置しているとさまざまな面で悪い影響になってしまいます。ひとつずつご紹介していきましょう。
ゴミの中でも特に生ゴミの放置は衛生的によくありません。生ゴミは放置していると細菌が繁殖して、悪臭を放ちます。悪臭はどんどんひどくなり、家の中だけではなく、近所にまで匂うことも。それで近隣トラブルになることも想定できます。
また細菌の繁殖で害虫が発生して、人体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
大量のゴミやものが部屋にあふれていると、火災のリスクが高まります。一番多いのはたばこの火の不始末。消し忘れのたばこが残っているだけで、ものが多いゴミ屋敷ではすぐに引火して火災になります。
意外と知られていませんが「トラッキング火災」も火災の原因のひとつ。電気のプラグを長期間コンセントに差したままにしていると、プラグとコンセントの間にほこりがたまります。このほこりに湿気を帯びると通電して発火してしまうという現象をトラッキングといいます。ゴミ屋敷ではコンセント周りにものがあふれているのでプラグを抜かず、当然ほこりもたまりがち。トラッキング火災のリスクが高くなり、危険です。
本来一番落ち着ける空間であるはずの自宅がゴミ屋敷化していると、リラックスできる場所がありません。またゴミ屋敷となった部屋を毎日目の当たりにしていると、ストレスを感じてしまいます。悪循環が重なって精神衛生上思わしくない状態が続きます。
さまざまな悪影響のあるゴミ屋敷は、なんとしても片付けたいものです。具体的に何をすればいいのか、ご紹介していきます。
長期間、放置してきたゴミ屋敷は自分で片付けるのが一番。何から始めればいいのでしょうか。
まずは不衛生で悪臭のもととなる生ゴミを捨てるのが先決です。ゴミ袋に生ゴミを集めてゴミ収集の日に出すことから始めましょう。生ゴミを集める過程で、必要なものと不要なものを仕分けしていくのがベストです。
次に整理したいのは新聞や雑誌類です。紙類も大量にあるとかなりの重さになります。地域の廃品回収の収集日に合わせて、少しずつまとめていきましょう。廃品回収では古着なども回収してくれます。着ない服も合わせて廃品回収に出すといいですね。
生ゴミなどのゴミ類を片付けても、まだ部屋は散らかったままかもしれません。不要なものは大型ゴミや粗大ゴミの日に出してしまえばいいのですが、なかなかそこまでできないというのが現状かもしれません。そんなときは、思い切って家を片付けてくれる専門の業者に依頼するのもひとつの方法です。
ゴミ屋敷の片付けを業者に頼むときに「ゴミ屋敷を他人に見られて恥ずかしい」という思いが先にたつかもしれません。結論からいうと、そんな心配は無用です。掃除がなかなかできない、ものが片付かない、という家庭は多くあります。
ここからは業者に掃除を依頼するときの一般的な流れをご説明します。
インターネットや広告などでハウスクリーニング専門の業者を探して、電話しましょう。そこで業者の人に依頼内容を伝えます。次に業者が見積もりのために自宅を訪問する日程を決めます。不安な点や質問があれば、遠慮なく相談しましょう。
後日、約束した日に業者が自宅を訪問して、部屋の状態を確認して見積もりをします。業者が提示した見積もりと予算が合わないときは、率直に予算を伝えるようにしましょう。そのうえで業者が作業内容を決めます。あとでトラブルにならないよう、作業後に追加料金が発生しないかを確認しておきましょう。
当日、数名のスタッフが自宅に来て作業にあたります。手際よく部屋を片付けてゴミを分別して、部屋を掃除してくれます。さらに脱臭作業まで。作業後は驚くほどきれいな家になっているはずです。支払いは業者によって異なりますが、後日銀行振り込みが多いようです。
初めて家の掃除を業者に頼むとき、いろいろ不安なもの。よくある疑問点についてご紹介します。
現金や通帳などの貴重品はまとめて袋詰めして渡してくれます。必要なものや探しものがある場合は、あらかじめスタッフに細かく伝えましょう。このへんにあったはず…という記憶があれば一層探しやすくなります。
清掃業者にはゴミ屋敷清掃のサービスがパック料金になっています。その中にゴミの回収サービスも含まれています。
家がゴミ屋敷になってしまって悩んでいる人はたくさんいます。ゴミ屋敷を見られるのが恥ずかしい、という気持ちは捨てましょう。専門の業者に依頼するのが一番効率的です。家がきれいに片付くとストレスもなくなり、こまめに掃除していく気になるかもしれませんよ。
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